健康は自分で管理するもの

人間の体は事故に出会ったりウイルスなどに侵されなければ、突然健康を害することはないものだ。現代病として恐れられている癌などはストレスによるものが多く、脳梗塞や脳溢血などもストレスが原因と思われるものが多い。

このストレスは社会人だけでなく、若い学生にも発症しているのが現状だ。しかし、ストレスというものはやっかいで、潜伏期間が長く人によっては5~10年で表面化する人もいる。こうなると、自分の体の管理を三段階に分けて考えていかなければならない。それは健常者としての肉体、病気ではないが健常体ではない灰色のゾーン、病にかかり病院のお世話にならなければならない体ということだ。

問題なのは、灰色のゾーンをどのように発見するかである。社会人であれば、毎年会社で健康診断を受けているが、この検査内容で安心してはいけない。自分の体は自分が一番わかるというものだ。朝起きてトイレで血尿がでればおかしいと思う。会社に向かう途中で視野が狭くなったり、歩行がいつもと違うなどは本人でなければ分からないのである。

この兆候にいち早く気づくことが大切であり、この早い段階で病院で検査を受けることが重要になる。病気の進行は何段階もあり、白から黒までグラデーションの様に何色もあるのである。

高齢化で介護が問われているが、人間の体は手遅れになる前に検査を受ければ、人の手を借りる介護という最悪なケースを免れることができる。自分の健康は自分で管理しなければならない時代なのだ。