飲酒の機会が増える新社会人の心得
新社会人となって働き始めると、健康の管理は自身で責任を持って行うのが鉄則である。しかし社会に出たばかりの若者は、つい周囲の雰囲気に流されて無理をして体の管理を疎かにしかねない。
成人して働き始めると、仕事上の付き合いで飲酒の機会が増える。介護施設に勤務するようになれば、職場の先輩や同僚たちとお酒を飲む場面が多くなる。忘年会や新年会などのイベントに出席して、ビールやワイン、日本酒といったアルコール類を口にする機会がよくある。その際に飲酒する量は、仕事に支障のないように自らの責任で管理しなければならない。
例えば酒の席では先輩から強く飲酒を勧められることがあるかもしれないが、時として断る勇気も必要である。仕事上の人付き合いのためとはいえ、飲み過ぎは次の日の勤務に支障をきたす恐れが考えられる。二日酔いで介護業務に集中できないようでは、介護のプロとして問題がある。
また飲み過ぎは本人の健康にとって悪影響を及ぼす可能性が高い。多量のアルコール摂取が肝臓に負担をかけたり、度が過ぎれば急性のアルコール中毒に陥る恐れがありうる。長年の過度の飲酒は確実に体に悪影響が及ぶため、介護の仕事を長く続けるつもりであればアルコールの摂取量をコントロールし体の健康に気遣った方が良い。
一方で新社会人を迎える職場としても節度を保つことが重要である。お酒を無理強いするようなことは避け、正しいお酒との付き合い方について先輩の立場から指導することが望ましい。