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Viaje 旅の記録

adagascar &gypt


 マダガスカルに行くには

マダガスカルへ行くにはルートが2つありました。ハラレからヨハネスブルグ経由で入る方法。これだと4週間の滞在ができます。もう一つはナイロビから。こちらは3週間しかいられず、しかもチケット代は高い。普通に考えたらハラレから飛ぶでしょ。でも、ここで大きな問題がひとつ。マダガスカル大使館(領事館)はヨハネスかナイロビにしかないのです。ハラレで会った旅行者は、パスポート等をDHLでヨハネスまで送ってビザ取ったそうですが、そうすると値段的には同じくらいになっちゃうんですよね。時間もかかるし。でもって、私はナイロビで日本までのチケットを取らなければならなかたので、ナイロビから飛ぶことにしたのでした。

 Hotel Rogerの女の子たち

タナ(首都のアンタナナリボのこと)での宿は日本人の定宿であるHotel Roger。ここでは3人の女の子たちが働いている。マネージャーで、しっかりもののナターシャ。囲碁が好きな、小柄なアインゴ。一番愛想がよくて、女の子らしいニボソア。この3人にはとても仲良くしてもらった。ユーミンの「スラバヤ通りの妹へ」ではないが、すこしの英語だけがコミュニケーション手段であったが、とても心なごむ空間であった。お互いの言葉を教えあったり、彼女達の友達(日本語ができる)を交えて色々話したり。マダガスカルを離れるちょっと前にナターシャが言った。「ヒゲ剃ったほうがカッコイイわよ。もし剃ったらビールおごってあげる」。それに乗せられて剃ったはいいが、風邪ひきました。(この間ナターシャから手紙がきて、この夏に出産するとのこと。おめでとう!)

 日本語は難しい

ホテルのオネーチャンたちとしゃべってると、彼女達の友達登場。名前はフランシス。彼は日本語を勉強していて、なかなか流暢に話すことができる。彼が言うには「これから、我々の日本語サークルの座談会があるので是非来てほしい」とのこと。メンバーは10人くらいで、レベルはまちまち。週に一回みんなで集まって、日本語で色々なことについて話をしているとのこと。その時に質問されてうまく答えられないことがありました。"一生懸命"って何ですか?。私があること(多分、日本についてかなんか)を話していて、その言葉を使ったのですが、彼らはその意味を知らなかったのです。でも一生懸命は一生懸命で、他の言葉で言い替えるって難しいですよね。それから、旅してていつも思うことの1つに「なんて自分は日本のことを知らないんだろう」ということがあります。外国の人に日本のこと、それもけっこう基本的なことを聞かれて答えられないのって、とってもカッコ悪いので、いつも反省するのですが、帰るとわすれちゃうんですよね。

 タマタブのベトナム料理

タナから東海岸のタマタブへ。行きは列車で。途中、何か悲鳴のような音の後、急停車。前に座ってたおばちゃんは荷物かかえて今にも飛び出さんばかり。なにがどうしたの?こういう時、言葉がわからないととっても不安。しかも辺りは暗闇に飲み込まれつつある。結局どっかが故障したらしく、修理した後3時間遅れでタマタブ着。はっきり申し上げて、ここは特に見るところはないです。ただここのベトナムレストランは大当たり。もとフランス領であるのと、アジア系の人が多いからでしょうか?。カニ肉と海草と野菜を甲羅につめて揚げたものに、ニョクマムと辛いソースをかけたもの。うっ、思い出しただけでもよだれが。しかし、よく考えてみると、これってベトナム料理?

 恐怖のタクシーブルース

タナ−タマタブ間は列車が走ってますが、基本的に国内の移動にはタクシーブルースを使います。長距離の乗合タクシーといったところでしょうか。車はプジョーの504やワンボックスが一般的ですが、運が良いとランクル、はたまたピックアップの荷台という場合も。いずれにせよ、詰め込めるだけ詰め込む(いっぱいにならないといつまでも発車しない)ので、なかなか辛いものがある。なにしろドライバーのひざの上に子ども乗っけて運転するくらいである。最悪なのはワンボックスの補助席のハザマに座ってしまった時。ケツ痛いし、腰痛いし、でもぎゅうぎゅうだから態勢変えられないし。マダガスカルはけっこう見所多いので、もうちょっと交通網をなんとかすれば観光収入増えるのでは?と考えたりしましたが、そうすると自然破壊につながるし。それに苦労した方が、たどり着いた時の感動大きいし。ということは今のままがいいのかな。とにかくマダガスカルの旅はそれなりの体力と忍耐力が必要である。

 ラノマファナで原猿を

マダガスカルに来た目的の一つはやはり原猿を見ること。たまにTVでやってる、横に飛び跳ねて歩く?猿。ああいったのが見られるのはここだけです。いくつかある自然保護区のうち、ラノマファナに行くことにしました。ここに決めたのは温泉があるから。さっそく行ってみると、温水プールとシャワーがあるだけ。まぁ、そうだよね。日本のような温泉を期待してはいけないわね。近くの川原にしばし腰をおろす。なぜか歌を歌いたくなる。昔の歌謡曲からテレビ主題歌、はてはスペイン語バージョンの「うえを向いて歩こう」まで。いやぁ、気持ちいいこと。通りかかった人達は不思議そうな顔してたけど。肝心の原猿は5種類ぐらい見れました。でも、森の中をけっこう歩くので、終わった時には汗びっしょり。おかげで風邪ひきました。タナに戻る途中、フィアナランツォアにて一泊。ここでまた日本人旅行者と遭遇。ニューヨーク在住の寿司職人のIさん45才。彼は金貯まったら旅に出て、なくなったら帰って働く、という生活を続けていて、私なんか足元にも及ばないくらい色んなところへ行ってるらしい。そういう生活にとても憧れてしまうのだ。

 バオバブへの苦闘の道

ハラレであった旅行者が「バオバブ見るならモロンダバでしょ」と言ってたので、行くことに。タクシーブルースで16時間。今回の最長ふとうである。夕方5時に出発。態勢が悪く、ケツと腰がとっても痛い。オシッコ休憩の時にストレッチ。しかしこういう時は男で良かったとつくづく思うのです。だってそのへんの草むらで用を足すのですから。ふと上を見上げると満天の星空。うぉー、こりゃすごいわい。翌日なんとかモロンダバに到着。宿きめて浜辺に行ってみると、これがウンコだらけ。見てると、子ども達がパンツ脱いで海に入って脱糞しとる。しばし絶句。バオバブが群生しているところは街中から遠いので、レンタサイクルを探しに。しかし、これがない。そこらじゅうの人に聞いてまわるが、ない。しかも言葉がよくわからんので、どこにあるのかもわからない。親切な人が、ありそうなところをあたってくれた。そこにないと、また別の人が別の場所を探してくれた。いい人達だぁ。3時間くらい歩きまわったがないので、引き上げようとしたら、いっしょに探してくれてた人の友達がマウンテンバイクに乗ってるじゃありませんか。いやぁ、これぞ神の思し召し。さっそく借りて走り出す。が、少し行くと、左のペダルがおかしいぞ。そのまま漕いでたら、なんと取れた。まだ半分も来てないのに。仕方ないので片足で漕ぐっきゃないでしょ。道端の人達に笑われながら漕ぎつづける。と、前方になにやら高いモノが。おお〜っ、バオバブじゃー。しかしその先は完全なダート。砂にタイヤをとられてなかなか進まない。でも道ですれ違う人達が笑顔であいさつしてくれる。水田のスゴイ緑。空のスゴイ青。そして聳え立つバオバブ。いやぁ、苦労してきた甲斐があったというもんですよ。しかし帰りのことを考えると気が重い。ペダルの件もあるし。よし、こっちは被害者であるからして、もし修理代払えとか言われてもつっぱねよう。で、帰ってみると拍子抜けするくらいに、あちらが非を認めた。しかもその後、直ったからもう少し乗るか?とまで言ってくれた。ええ話しやなぁ。

 ゾマは広いな、大きいな

タナでは毎週水曜日に巨大な市が立ちます。独立通りを中心にすさまじい数の、ありとあらゆる種類の店が出現します。今までいろんなところで市を見てきましたが、こんなに大規模なものは初めて。(しいてあげるならボリビアのアルト・ラ・パスぐらいか)1日かけても全部見てまわるのは至難の技でしょう。服などの日用品から土産物、食べ物などなど。通りの両側にびっしりと並んだ店々。歩くだけでけっこう疲れます。焼き鳥のようなものやビワなどをほおばりつつ、無数にある店をひやかしながら歩く。旅で一番充実している瞬間。ニワトリを売ってたオジサンを写真に撮ったらおこられちゃった。

 アジア的アフリカ

マダガスカルという国は不思議な国である。アフリカなのにとてもアジア的。もちろんアフリカという一言でくくってしまうのは、とても問題であるけれども、この東南アジアを旅してるようなゆったり感は、ここだけのものだと思う。もちろんインドネシア等から移住しきた人が多いので、当たり前といえば当たり前ではあるのだが、こんなに気持ちが落ち着くなんて尋常ではない。それは多分料理がおいしい、ということが大きいと思われる(私の場合だけ?)。やっぱ食はアジアにあり、ってことですかね。また、ここはマラウィほどではないにしても、観光ずれしてる人が少ないらしく、見かえりを要求せずに親切にしてくれる人がとても多かった。感謝感謝。3週間はあっという間で、できることならもう1度来たいものである。

 風邪ひいてのエジプト入国

マダガスカルでヒゲを剃ったため、風邪をひいてしまい、最悪の状態でカイロに到着。ナイロビから同じ飛行機だった日本人のツアーのおじさんに風邪薬をいただく。ちょうどきれてたので助かった。宿は言わずとしれたサファリホテル。でもここって6Fなんだよね。当然エレベーターなんてものは存在しない。死にそうになりながらなんとかたどり着く。同じ部屋にはなんとK氏。マダガスカルでいっしょだったT氏から手紙を預かってたので渡す。彼は何年もここに住みつづけている(今もそうらしい)、旅行者の間ではとっても有名なおかた。もっとゴツくて押しの強い人を想像してたけど、まったく正反対。色白でちょっとひ弱そうで、ヘビメタ系が少し入ってるお兄さんといった感じの人。でも彼については謎(何のためにここにいるのか?、金はどうしてるのか?などなど)がいっぱい。いずれにしても、その節は寝る時咳がとまらず、迷惑かけました。

 エジプトでおいしかったもの

エジプトは食べ物に関してはハズレでした。まずビールがまずいというのが許せない。国産のステラビールのまずいこと。このまずさは半端じゃない。ビンはグリーンでなんとなくあのとてもおいしかったザンベジ(ジンバブエのビール)を彷彿とさせるのに。仕方ないので輸入物のハイネケンをK氏に売ってもらってました。ちなみにこのハイネケンは入国1ヶ月以内の人が1回だけ使えるDuty Free Shopにて購入。で、おいしかったものの1つはチャイ(シャイ?)。紅茶です。ナイロビではミルクティーでしたが、ここはストレート。それに砂糖とミントの葉。これがウマイのですよ。暑いところで熱い紅茶。砂糖の甘味とミントのさっぱり感が、おいしさを引き立てる。エジプト滞在中は毎日かかさず飲んでました。1日の締めは一杯のチャイ。あとはコシャリですかね。これはどんなもんかと言うと、ごはんにマカロニやスパ等を混ぜたものに、揚げニンニクとトマト?ソースをかけたもの。シンプルだけどうまい。困った時のコシャリ。コシャリには大変お世話になりました。

 灼熱のルクソール

せっかくエジプトに来たからにゃ、カイロだけでなくルクソールやアブシンベル、アスワンあたりは行きたいもんである。とりあえずルクソールに行こう。ラムセス駅から列車に乗る。これがけっこうあか抜けたシロモノ。エアコンもビシバシきいとるぞ。夜10時に出て翌朝7時着。宿を決めると、そこのあんちゃんがツアーに入れと、やたらシツコイ。自転車借りて見て廻るつもりだったので断ってると、値段が半分くらいになった。まっ、いいか。カイロも暑かったがルクソールはもっと暑い。ブラジルのリオと同じオーバー40度。こりゃツアー入って正解だ。この暑さの中、チャリンコなんかこいでたら死んでしまう。王家の谷だなんだかんだと見て廻ったが、よく憶えちゃいない。この後アブシンベルの方に南下しようかと思ってたけど、却下。カイロに帰還です。

 ネフェルティティの微笑み

私の好きな作家の一人である栗本薫の著書の1つに「ネフェルティティの微笑み」というのがある。失恋の傷心旅行でエジプトに来た大学生の主人公がエジプト考古学博物館の中のネフェルティティの像のところで一人の日本人女性に声をかけられ、その後色々な事件に巻き込まれていく物語。ということでエジプト考古学博物館へ。学割で5£。けっこう人が入ってるなぁ。スペイン語のガイドの声聞いてたら、南米が懐かしくなってしまった。で、問題の?像のところに行ってみる。思ったより小さい。当然のごとく私に声をかけてくる女性はいなかった。他を見て廻る。ツタンカーメンのやつは別料金なのね。ミュージアムとか美術館とか見たあとはどっと疲れてしまうのは私だけだろうか。

 ピラミッド登頂

エジプトといったらなんといってもピラミッドである。世界三大がっかりのひとつとも言われてるが。サファリホテルの情報ノートには登頂の記録および成功(いかにバクシーシを払わずに登るか)のためのマニュアルがたくさん書かれている。グァテマラのアンティグアでいっしょだったW氏は頂上から放尿したとか言ってたな。これは登るっきゃないでしょ。4時に起こされる。同じ建物の2階にあるスルタンホテルの若者といっしょにタクシーに乗り込む。隣にあるゴルフ場のところで降りる。けっこう高い塀を乗り越えてなかに。何ヶ所かある溝に注意しつつ進むとまた塀だ。超えると今度は砂山が待っていた。これが一番きつかった。やっと登りきって油断したところにバクシーシおやじ登場。しかたないので5£。いよいよ本体の登頂を始める。最初の方は石が大きくて登りづらかったが、上の方はそんなでもなく比較的簡単に登れた。なんとか登りきったら、なんとそこにはポリスがいて、ウェルカムだとぬかしやがんの。ここまで追っかけてくるなんて、書いてなかったぞ。料金交渉。独協大学のラグビー部だという奴が代表。しかしポリスは英語がほとんどわからん。ピストル抜くし。陽が昇りかけた頃やっと交渉成立。ピラミッドの頂上から拝むご来光はなかなかのものでした。

 世界三大バカ?

世界三大バカというのがあるらしい。モロッコ、インドそしてエジプトだそうだ。だが話しを聞いてみると、バカというより、旅をしてて頭にくることが多いということであるらしい。インドとモロッコには行ったことがないのでわからないが、エジプトに関しては、そういうこともなくもないかな、というのが私の感想である。私自身は特に不愉快な思いはしなかった。(食べ物がおいしくないという致命的欠陥があったが)しかし、他の旅行者の話しを聞いたり、情報ノートを読んだりしてると、うなずけるものがいくつかある。特に旅行代理店でのトラブルが一番多い。ふっかけてくるのは当たり前で、その上、話しがころころ変わるらしい。もちろん全てがそうではないのだが。私はヒルトン前で客待ちしてるタクシードライバーに次のように言われた。I know you.You don't take a taxi because you have no money. ヒルトンにはよく涼みに行っていて、帰る時よくこの運転手と顔合わせてたのである。まあ、ちょっとハラ立ったが本当のことだし、逆にそう思われてしまえば、しつこくつきまとわれたりしないので、かえってよかったのである。