| Viaje 旅の記録 |
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チリ入国
フォス・ド・イグアスからアルゼンチンのブエノス・アイレスにてちょっと休憩。そこからメンドーサ経由でサンチィアゴ・デ・チレに。チリ入国時のチェックはけっこう厳しかった。麻薬犬も出動。これはコロンビアからエクアドルに入る時以来である。そして、他の人は特に問題なかったらしく、スムーズにパス。しかし私だけ日本人だからか、あれこれ聞かれる。サンティアゴに着いたはいいが、問題発生。金替えとらん。夕方で、両替所閉まってるし。みなさん、新しい国に入る時は、なるべく平日の昼間のうちに着くようにしましょう。
ペスカド・クルード食っちゃるもんね!
とりあえずバスターミナルのおっちゃんにちょこっとだけ替えてもらって、その場をしのぐ。宿も決まったし、さぁ、市場に行こう!市場に行くとその街の物価や食べ物事情、一般の人の生活環境などが、大まかにつかめる。色々な食べ物や雑貨を見るのももちろん楽しいが、なんと言っても市場のメシはうまくて安い!これ常識。しかもここチリではペスカド・クルード(生のお魚)が食べられるのだ。このためにサンパウロの日本人街で醤油買っといたのよ。しかしまたしてもアウト。ハルディン・デ・マリスコス(海の幸の盛り合わせってかんじですかね)を頼んだのだが、なんか違う。日本で食べるあの繊細な味はどこへやら。まずくはないんですけどね。ガックシ。追い討ちをかけるようにその後下痢にみまわれる。
話が通じてません
サンティアゴでパスポートの更新をするため、日本から書類とついでに文庫本を送ってもらう手筈になってました。今思えば、日本大使館かAmexのオフィス宛にすれば良かったのですが、友達の友達にサンティアゴ出身の奴がいるとのことだったので、その実家宛に送ってもらったのでした。で、教えてもらった番号に電話してみると、「確かに荷物が送られてきたが、あなたは誰?なんでこんなものが送られてくるの?」とまるで話が通ってません。そして主人とおぼしき男性に換り「おまえはいったいナニモンだ。うちの息子とどういう関係だ。」とかなりご立腹。しかたないので、日本にTelして状況を説明。その彼曰く、お手伝いさんに言っといた、とのこと。はっきり言って怪しいもんだがとりあえず、事情を説明してもらった。
最大の屈辱
なんとかわかってもらったので、荷物を取りに行く。会ってみるとけっこういい人たちじゃん。その日は体調が思わしくなかったので、すぐおいとま。ここで終わってれば悲劇は起こらなかった。本当はあまり乗り気ではなかったのだが、このまま行ってしまうのも悪いかなぁと思い、次の街に移動する前にもう一度電話。すると今からごはん食べに来なさい、とのお言葉。最初はなごやかな雰囲気。しかし親戚の親娘が加わってから、雲行きがあやしくなる。この娘は気管支が悪いのに喫煙をやめないらしく、その時も発作が始まった。するとオジサンが「あれほどタバコやめるか、死ぬかだって言ったろう」と激昂。夫婦そろって医者(歯医者だけど)で息子も医者の言葉だけに説得力が違う。息子が別室にて治療。その間オジサンの怒り?は私に。人種差別発言連発。「いいか、チリには黒人もインディオもいないんだぞ」「おまえは黒人と結婚できるか」などなど。もちろんこれらに対して反論したのだが、なんせ私のスペイン語はそういう込み入った問題を表現できるレベルではない。で、答えにつまったりすると「なんでこんなことに答えられないんだ」。荷物を預かってもらったし、日本の友達のこともあるので、いい加減我慢してきたのだが、ここらでキレはじめ「日本人にとってスペイン語は日本語と全然違うから、難しいんだよ」「でも(日本に居る)私の息子は日本語話せるぞ」「そりゃ、あんたの息子は頭いいんだろ」「でも早稲田はいい大学なんじゃないのか」「俺も昔は頭よかったんだよ」と険悪そのもの。運良く?娘の治療が終わったので、いっしょに出ることに。しかし、オヤジ、この屈辱一生忘れへんで。
ネコが好き
小さい頃ネコが好きで、よくいっしょに寝てました。一度など寝てる最中にネコが何やらうめき出し、どうしたのかなと思ったら、子猫を生んでました。サンティアゴで泊まった宿にネコがいて、すぐに中庭や部屋の中で遊ぶようになりました。全部で3,4匹いたのですが、その中の一匹は特になついてくれて、何回かいっしょに寝ました。このコがなかなかういやつで、私がいる時はあしもとをちょこちょこし、外出しようとするといっしょについていこうとしたりして。上記のようなこと(人種差別オヤジ)があっただけに、このコには心なごませてもらいました。
パタゴニアの入り口
ここまで来たら南端のフエゴ島まで行くと思うでしょ。それが行かないんだなぁ。だって寒いの嫌いなんだもん。でも氷河は見てみたい。ということでプエルト・モンに来ました。ここからサンラファエル氷河を見に行くツアーがあるんですよね。ここでの宿のなまえはレティシア。若い人は知らないかもしれないが、その昔「冒険者たち」というおフランス映画がございまして、そのヒロインの名前がレティシアというのですよ。ちなみにこれは私が一番好きな映画です。アラン・ドロンやリノ・バンチュラが出てます。ヒロイン役はジョアンナ・シムカスで後にシドニー・ポワチェの奥さんになりました。
サン・ラファエル氷河
思ったよりも小さい船でした。で、受け取ったチケットにはasient(座席)の文字。ちゅうことはなにかい?2日間ベッドじゃなくイスに寝るってことかい?まっ、いいけどね。次の日の昼前、氷河近くに到着。日差しが思いっきり強く、風がなければTシャツで問題ないくらい。10人ぐらいづつ小さなボートに移って氷河に近づく。でも、テレビのドキュメンタリーとかである、海に突き出した氷河が水中に崩れ落ちてく、というのをイメージしてた私にはちょっと不満。海に流れ出した氷河のカケラでのオン・ザ・ロックはまあまあだったけど。
再びアルゼンチンへ
サン・カルロス・デ・バリローチェ。スイスみたいな街である。パタゴニア観光の基点らしく、登山用具とかの店が多い。しかし、プエルト・モンもそうだったけど、やたら風が強い。まさに風の大地。翌日トレレウに向かう。ここはバルデス半島というのがあって、そこではオルカやクジラが見られる。しかし、宿のオッチャンの話しだと、今はソウアザラシしか見られないとのこと。じゃぁ、いいや。 日本人観光客と会う。彼も会社を辞めて色々旅行してるらしい。50ヶ国ぐらい行ったとか。でも、なんか自慢しいだなぁ。
ブエノス良いとこ、一度はおいで
私がその街を好きになるにはいくつかの条件があります。
1. 物価が安いこと
2. 治安がそこそこいいこと(夜、飲み歩けるぐらい)
3. 食べ物がおいしいこと
4. くつろげる公園があること
5. 適当に遊べる場所(飲み屋や映画館など)があること
6. きれいな女性が多いこと
ブエノス・アイレスの場合、1以外はクリアしてます。特筆すべきなのは、食べ物のおいしさと女性の美しさ。途中であった旅行者が「アルゼンチンの肉は死ぬほどうまいよ」と言ってましたが、本当にうまい!そこらへんの大衆食堂のようなとこの肉でさえ、井泉のカツのようなやわらかさ。他の料理もなんとなくヨーロッパ的で、ちょっとお上品な感じのおいしさ。ラテンアメリカではダントツトップです。ただし、コストパフォーマンスではペルーに負けますが。女性も料理のようにおいしかったかどうかは別として、きれいな人が多いです。俗に中南米の3Cといって、チリ、コロンビア、コスタ・リカには美しい女性が多いとされてますが、個人的意見としてはアルゼンチンがナンバーワン。ということで、いいことづくめのブエノスですが、唯一にして最大の欠点は物価高。これさえなければもうちょっといれたのに。
ドゴーレ広場のアンティーク市
外国に行って市場に行くのが好きだということは以前書きましたが、フリーマーケット(これも市場のひとつか?)も楽しみの一つです。といってもあまり買い物はしないのですが。一番最初に行ったのが、ロンドンのカムデンロック。それからパリのクリニャンクール。ここブエノスではドゴーレ広場のアンティーク市に行きました。入り口近くで女性のパフォーマー(この言葉すきじゃないなぁ)が、自由の女神まねてる。奥の方ではちょっと粋なオジサン、オバサンがタンゴおどってるし。なかなかよろしいやん。でも肝心の?モノはこれといったのがなかった。帰りに近くのコメドール(めしや)で、ステーキとワインをしこたま胃袋に。いやぁ、極楽じゃ。
Estupendo!Casa Blanca
アルゼンチンといえばタンゴ。とってもステレオタイプではありますが、一応自分の目で見とかないとね。ってな訳で、行ったのがCasa Blanca。ショーの始まりは夜の8時。はっきり申しまして、あまり期待してなかったんですが、これがスンバラシイ!構成としては、タンゴだけではなくて、フォルクローレやマジック、歌、オーケストラとバラエティに富んでいて、飽きさせない。多分タンゴだけだったらちょっと辛かったかもしれない。でも、このメインのタンゴがまたイケルのよ。ほとんどアクロバットかいなぁ、てな感じのステップ。ペアで踊るわけですが、これがピシーっと決まってカッチョよいのです。これぞプロ、魅せてくれます。リオで見たサンバのショーとは大違い。一度見てみて損はないです、本当に。
Chao! Latino!
約9ヶ月にわたるラテンアメリカでの生活?にお別れする時が来てしまいました。スペイン語が多少なりともできたというのが、大きかったとは思いますが、友達もたくさんできたし、おいしいものも食べられたし、いわゆる観光名所もまわれたし。そしてなにより、なんとか無事に旅できました。感謝、感謝。もちろん国や街によって違いますが、ラテンアメリカとは馬が合う気がします。人、音楽、食べ物。うまく表現できないけれど、いいんですよぉ。近いうちに必ず帰ってくるからね!