| Viaje 旅の記録 |
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スペインとのナレソメ
スペインに行くのは4度目である。最初は大学の卒業旅行で西ヨーロッパを廻った時。2度目は大学の友達の結婚式のため、バルセロナに行った。3回目はチュニジアに行った帰りに。そして今回で4度目。もちろん私にとって一番多く訪れてる国である。思えば大学3年の夏、インカレと夏合宿を休んでロンドンに行った時に、スペインの女の子と友達になったのが、私とスペインおよびスペイン語とのツキアイが始まったきっかけであった。当時、体育会に所属してた私はそれなりに充実した生活をおくっていた。しかし、「このまま大学生活を終わってしまうのは、ちょっと違うんじゃないか?」と感じてて、色々考えた結果、短期の語学研修に行こうと決めたのである(今思うとかなり安易な感じがするが)。最悪の場合、退部覚悟で監督、コーチに言うと、出発直前でキャンセルもきかないタイミングだったこともあってか、なんとかOK。そしてロンドンで約1ヶ月半過ごすことに。天候にはうんざりしたものの、授業もそれなりにおもしろかったし、初めてまとまった期間を海外で生活するということで、「やっぱり来て良かった」と実感。もっとも肝心の?英語の方は、その時はけっこう話せるようになったのだが、帰ってからのフォローがなかったため、いまだに苦労しとります。そのロンドンで同じ家にホームステイしてたのが、スペインの女の子、アナ。彼女の方が先にロンドンに来てたので、街中を案内してくれたり色々とよくしてもらった。彼女はその後アメリカに行ったりしたため、今は連絡がとれなくなってしまいましたが、彼女と逢ってなければ、グァテマラに行ってスペイン語習おうなんて思いつかなかっただろうし、このホームページもつくってなかったかもしれない。そういう意味では大きな出会いっだったんだなぁ、とちょっと感慨にふけったりして。
スペインを好きな訳
今でこそ、スペインよりもラテンアメリカの方が好きになってしまった私ですが、それでもヨーロッパの中で一番好きな国であることに変わりはないのです。なんで好きなのか?好きだから好きだ、と言ってしまってはミモフタモナイのでちょっと考えてみよう。まず、上に書いたように、最初に会ったスペイン人がいい人であったこと。旅をしていて、その国が好きになるかどうかは、そこで出会った人による部分がとても大きいと思う。次に食べ物がオイシイこと。フランスやイタリアもオイシイけど、フランスほど気取ってないし、イタリアより日本人の味覚に合ってると(個人的に)思う。そして物価の安さ。もちろんオリンピックを機にかなりあがってしまたけれど、それでも西ヨーロッパの中では安い。それからスペイン語の発音が英語などより日本人にとっては簡単であること。もちろんいくつかの例外はあるものの、基本的にはローマ字と同じである。忘れちゃいけないのが、スペインの人達。体格的にもそんなに大きくないし、ひとなつこいし、カワイイ女の子多いし。うーむ、いいことづくめじゃないか。
日はまた昇る?
今までのスペイン旅行では、マドリッドとバルセロナしか行かなかったので、今回はできるだけ多くの街を見て廻ろうと思ってた。最初はどこにする?やっぱ北上してからコスタ・デル・ソルに降りて行こう。ということで向かったのはサン・セバスチャン。ご存知ヘミングウェイの小説「日はまた昇る」の舞台となる街のひとつである。日本を発つ際、持ってきた本のひとつがこれだったので、こことパンプロ−ナには行きたかったのである。当然ヘミングウェイの時代からはかなりの年月が経っているので、本の中で書かれてた様なのどかな田舎街ではなかったけれど、なんとなく落ち付いた感じの街でした。サン・セバスチャンからパンプロ−ナまではバスで約1時間。パンプロ−ナと言えばサン・フェルミンの祭り(牛追い祭り)。私が行った時は終わって1ヶ月ぐらいたってましたが、いつか見てみたいものだ。街中の闘牛場へ行くとヘミングウェイの銅像が淋しげに建ってた。
バルセロナでの再会
この前バルセロナに行ったのは大学の友達の結婚式だった。今回はそのG夫妻と息子のA君と会うために来ている。Gは大学の職員で1年間こちらに派遣(留学?)されたのだった。彼らが宿泊予定のホテルへ尋ねてくと、ちょっと前に着いたばかりらしい。こちらに住むということで荷物がいっぱいだ。「普通、空港に迎えに来てくれるんじゃないの?」と言われ、まぁ、そうかもしれないと思ったが、そちらの事情は知らなかったし、到着便もわからなかったから、しゃーないよね。久しぶりに話をしたのだが、なんか違う。まぁ、彼らとすれば着いたばっかりで疲れてたし、住む家もこれから自分達で探さなくちゃいけないなど、不安を抱えてたのでしょうがないのかな。それに対して私はと言えば髪の毛とヒゲは伸び放題、それにTシャツ、短パンにビニサンという、もろ貧乏旅行者のイデタチ。彼らにしてみれば「こいつはオキラクでいいよなぁ」って感じだったのだろう。バルセロナの街自体も以前来たことがあるので、これ以上ここに留まる理由がなくなった私は次の日、とっととバレンシアに向かったのだった。
生ハムとワインの日々
確かにスペインはフランスやドイツなんかよりは物価が安い。しかし、それはあくまで比較の対象がヨーロッパの国々だからであって、バックパッカーにとってはやっぱり高いと言わざるをえない。そういう時まっさきに削られるのが宿泊費。けれども私はテントを持っているわけでもなく、かと言って野宿はちょっと。当然安宿に泊まることになる。しかし、最低でも10$はする。次に節約の対象となるのは食費。安い定食屋みたいなのを探すか、市場などで食料を買ってくるか(自炊というのもあるが、できるところは限られる)。スペインの場合どっちでもOKなんすよね。私がよくやっていたのは後者で、生ハム、ワイン、パン、フルーツ(特に桃)なんかを買ってきてよく食べてました。なかでも生ハムは大好きで、毎日でも問題なし。バル(バー)とか行くと、店の天井にでっかい骨付きの生ハムがおいしそうにぶらさがってるんすよ。「これなんとか日本に持って帰れないかなぁ」と何度思ったことか。あれって、一般には輸入とかできないんだろうか?
スペイン語再チャレンならず
スペインに来た大きな理由は、前述したように生ハムをはじめとするオイシイものを食べたい!ということの他に、スペイン語をもう一回やろう、というのがあったんです。言葉って使ってないとすぐ忘れるものだし、私としてはスペイン語を一つの武器にしたいということも考えてたので、もう一度ちゃんと習っておきたかったのですよ。で、スペインの中でも比較的物価が安いアンダルシア地方なら、1ヶ月ぐらいなんとかなるかな、と考えてたのだが、これが甘かった。バレンシアからマラガによって、アルハンブラ宮殿で有名なグラナダへ。ツーリストインフォメーションへ行って、スペイン語の学校についての情報をもらう。早速教えてもらったところにいくつか行って見たが、けっこうお高いのよ。とてもとても1ヶ月分の授業料なんて払えんぞ。こりゃ、やめろってことかな。今考えるとバイトでもすりゃ良かったんだが、その時はそういう気にもなれず、あっさりと断念したのであった。
アルハンブラ宮殿
以前「人の作った建造物などよりも、自然のすごさの方が感動する」というようなことを書きました。その中でも、特にキリスト教関係のものってどれも同じに見えちゃうんですよね。ロンドンのウエストミンスター寺院、ケルンの大聖堂、ミラノのドゥォモ。みんな確かにすごいっちゃ、すごいんですけど、感動はしなかったんですよね。唯一、ガウディのサグラダ・ファミリアだけは、未だに建設中で、いつ終わるかわからない、というとこがすごいし、他のガウディの作品も感動まではしませんが、へんてこで好きなんすよ。ということで?アルハンブラ宮殿。けっこう良かったです。やっぱアラブの影響を強く受けてるからでしょうか、壁や天井の細工の細かさはただもんじゃないです。全体の雰囲気もなんとなくエキゾティックで、よろしい。庭なんかも決してそんなに大きくはないけど、センスの良さが感じられる。ヴェルサイユ宮殿は確かにとってもリッパではあるけど、全体的に成金趣味といったものが感じられるでしょ。ああいうとこがないし、なにより日曜日はタダというのが素晴らしい。
旅先で出会った本
本が好きなんですよ。特に長い間海外をふらついてると、日本語の本が無性に読みたくなる。それと和食。この2つが恋しくなった時、日本人宿の存在がとてもありがたく思えます。和食は必ずあるわけではありませんが、日本の本は誰かが置いていったものなどが、何冊かはあるものです。そこにたまたまあった本がとてもおもしろくて、帰国後、その作者の著書を買い漁ったというのが、2人います。1人は野田知佑。もちろん名前だけは以前から知ってましたが、実際に作品を読んだのは、カイロのサファリホテルにあった「ゆらゆらとユーコン」が最初でした。もう1人は隆慶一郎。セビージャのペンション(ここは特に日本人宿ではなかった)にあった「影武者徳川家康」。これはめちゃくちゃ面白かったです。ただこの本は上・中・下の三巻セットなんですが、ここにあったのは上巻のみ。なんとかして残りを読みたい!でもそれはとっても難しい。すっごいフラストレーションがたまりましたが、運良くバンコクのカオサンロードで中巻を発見。残りの下巻は日本に帰ってからでしたが、本当におもしろかった。今まで読んだ小説の中で確実にベストスリーに入ります。しかし、著者はすでに亡くなっており、新しい作品をよむことができないのがとっても残念です。
初めてのポルトガル
セビージャからポルトガルの首都リスボアへ。各駅停車?のバス。知らない間に国境を超えてた。そう、一度EU内に入ってしまうと、パスポートのチェックとかしないんだなぁ。南米、アフリカ、東欧とドキドキ、イライラの国境越えをしてきたもんで、拍子抜け。便利でいいんだけど、パスポートにスタンプ押して欲しかったなぁ。ポルトガルの田舎は素朴なかんじでなかなか良いです。道端で野菜や果物売ってるし。そうこうしてるうちにリスボアに到着。安宿を求めて歩き回り、やっと6軒目でOK。さっそく街中を散策。けっこう坂が多いのである。それから黒人もスペインと比べるととっても多い。その黒人のオニイサンに2度程声かけられた。「ハシシ買わんかね」。いらないっちゅうの。物価も思ってたほど安くはないのだ。スペインとそんなに変わらん。もうちょっとお安ければ、田舎街をフラフラして見たかったけど。まぁ、次回のお楽しみですか。
ユーラシア大陸最西端
リスボアから、ロカ岬へ。ユーラシア大陸最西端の地である。まぁ、だからと言って何があるわけでもないのだが、例によって、一応自分の目で見てみないとね。沢木耕太郎や猿岩石(いっしょにするなって話しもありますが)のように、アジアの端から中近東、そしてヨーロッパをずずっと横断してきたならともかく、全く違うルートなので特に感慨もない。来る時いっしょのバスだった日本の団体が証明書を高い金出して買ってた。確かに何に金使おうとその人の自由ではあるが...。断崖の下の方に降りてって座る。また、歌うたちゃったよ。でも、気持ち良かった。
見ときゃ良かった闘牛
再びスペイン・マドリッドへ。以前泊まってた宿にまたお世話になる。オバちゃんは私のことを憶えていてくれたらしい。この後一度カイロへ戻らなくてはいけない(日本に帰るチケットがカイロからバンコク経由だったため)ので、安いチケットを探しまわる。なかなかいいのがないのだなぁ。ところでみなさん知ってました?片道の方が往復より高いチケットがあるなんて。これで片道を買う人なんているんだろうか。ともあれ、なんとかチケットを手に入れ、宿へ戻るとオバちゃんが手招きする。テレビで闘牛をやってるからいっしょに見よう。スペインと言えば闘牛とフラメンコ。しかし、私はどちらも見に行ってなかったのだな。別に見たくないわけじゃなかったのだが、なんとなく行きそびれてた。それじゃ、せめてテレビ観戦?ぐらいは。ところが、これがけっこうオモシロイ。手順?としては、最初にマタドールが何回かさばく。次にプロテクターをつけた馬に乗ったおっさんが槍で牛を刺す。マタドールがまた何回かさばく。2本のナイフみたいなものを持った助手みたいな人が2、3回刺す。そしてまたマタドールが登場して何回かさばいた後にトドメをさす。それでもすぐに倒れない時は牛を煽って動かし、そして額に剣を刺す。確かに少し残酷な面はあるかもしれないが、ひとつ間違えば死ぬ可能性もあるわけで、そういう意味では牛と人との真剣勝負という気がする。牛も戦って死ぬのだから、例えばハンティングのようにいきなり弾丸が飛んでくるよりは、フェアだと思うんだけど。いずれにしても、一回生で見ときゃ良かった。まっ、今度来る時(いつになることやら)のために残しときまひょ。